旭川医科大学 救急医学講座(救急科/救命救急センター/集中治療部 )が連携している他施設を紹介します
学生の実践的な臨床医療技術の訓練や、医療従事者の医療技術の習得・向上を目的とする学内共同利用施設です。
高機能患者シミュレータや採血練習用の腕モデル、そのほか診察・手術の訓練装置など様々なシミュレータやモデルが揃っています。
救急医学講座では、主に高機能患者シミュレータを用いて学生や研修医の臨床実習を行ったり、看護師や大学職員に対してBLS訓練人形を用いた講習会を開くなど、頻度高く利用しています。
また、音響設備も整っており、実習後のデブリーフィングに活用できるのはもちろん、学生の座学実習や看護師・研修医の勉強会、セミナーの開催などでも利用しています。
北海道名寄市にある医療機関で、上川北部地域保健医療圏の地域センター病院に指定されています。
名寄市だけではなく、南宗谷や留萌北部、オホーツク北部、幌加内町北部などからも患者を受け入れている道北地方の基幹病院です。 名寄市立総合病院は、旭川医科大学の研修プログラムにおける研修施設でもあるため、救急科のスタッフも出張していることがあり、日々連携を取っています。
“高気圧酸素治療”とは、大気圧よりも高い気圧環境の中で、100%に近い酸素を吸入することにより、病態の改善を図ろうとする治療法です。
高い気圧の環境の中で酸素を吸入すると、通常の大気圧下での呼吸で得られる酸素の量に対し、約10~20倍にまで酸素を取り込むことができます。
体内で取り込まれた大量の酸素は、手足の先端まで行きわたり、あらゆる低酸素状態を改善していきます。血管を新しく生成したり、組織の修復などに働きかけることから、創傷治癒や、一酸化炭素中毒などの、体内に蓄積された有毒ガスの洗い出しに対しても効果的です。
治療日当日の午前中にテスト加圧(療の説明と本番前練習)を行います。治療の流れや治療に対する注意点などを説明します。
際に患者さまと一緒に、担当の臨床工学技士が高気圧酸素室に入り、1.3気圧まで加圧させて、治療の体験を行います。【15分程度)
そこで「耳抜き」が出来るかどうかの判断をします。
テスト加圧で問題がなければ、午後から実際の治療を行います。実際の治療は全工程86分、気圧は2気圧まで上昇させます。
特殊な環境での治療ですので、患者さまが治療に対する不安を持たないよう、また、安全に治療工程が進むように努めています。
~治療の流れ~
「入室前のボディチェック」→「入室して酸素マスクでの酸素吸入開始」→「高気圧室内の加圧開始(11分)」→「2気圧で維持(60分)」→「高気圧室内の減圧(15分)」→「1気圧となり退室」
旭川医科大学病院に設置されている高気圧酸素治療装置は、
道北・道東圏内では唯一の第2種装置(複数名の患者を収容できるタイプ)です。
最大収容人数は14名で、重症患者の治療には医療従事者も付き添うことができます。
一酸化炭素中毒やダイビングによる減圧症などの救急疾患のみならず、末梢循環障害や突発性難聴などの治療も行っています。
旭川医科大学
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