講座紹介

ご挨拶

 

当講座は外科や内科、麻酔蘇生科など各診療科からの協力で成り立っておりますが、平成29年より専攻医が入局し、専門医取得の支援など、若手救急医の育成に努めてまいりました。

 

 大学人の責務として、研究マインドを持った臨床医を育て、「持続可能な地域救急医療体制」を構築すべく努力してまいります。 救急医療・集中治療・災害医療のみならず、総合診療・終末期医療に興味のある若者は気軽に相談してください。


沿 革

1980年  附属病院に救急室設置

1992年  救急部設置

1993年  救急告示医療機関

1997年  高気圧酸素治療室稼働

2002年  救急医学講座新設・初代 郷一知教授就任

2005年  旭川市 2次救急輪番病院に参加 救急外来、集中治療部 改修

2006年  透析室稼働

2009年  道北ドクヘリ事業の協力機関病院

2010年  第2代 藤田 智教授就任・救命救急センター稼働開始・救命救急センター病棟設置

2011年  地域災害拠点病院指定

2012年  日本航空医療学会指定施設

2013年  集中治療部 改修、増床・日本救急医学会救急科専門医指定施設認定

2014年  日本集中治療医学会専門医研修施設認定・ドクターカー試験運用開始

2017年  ドクターカー本稼働開始

           旭川医科大学病院救急科専門医研修プログラム 日本専門医機構認定

2019年  日本急性血液浄化学会認定施設

2020年  Rapid Response System(院内迅速対応システム)稼働

2021年  第2代 小北 直宏救命救急センター長就任

2022年  第3代 岡田 基救命救急センター長就任

2023年  第3代 岡田 基教授就任

 

 

 

教育

  救急科研修は卒後臨床研修の必須項目です。救急外来での処置のみならず、人工呼吸器管理や循環管理などの集中治療の経験、また、Common diseaseは指導医の元で研修医が中心に診断と治療を行うことで、できるだけ実践的な診療経験を積んでもらえるよう心がけています。また、蘇生教育や超音波を用いたシミュレーション教育にも力を入れています。

 

より専門的なスキルの習得を希望する後期研修医の受け入れも積極的に行っています。研修医は抄読会やケースレポートの指導を通して学会発表に対応するプレゼンテーション技術を向上できます。

研究

 敗血症などの基礎研究・臨床研究をはじめ、他施設共同研究や遠隔地診療、離島医療、移植医療に関する課題にも取り組んでいます。

 

 

また、超音波検査機器を用いた診断スキル向上の教育効果を検討する取り組みも行っています。

 

 

 




救命救急センター    Emergency and Critical Care Center

 旭川医科大学病院救命救急センターは道北唯一の大学病院の救命救急センターとして3次救急医療を担っています。

 旭川市内はもちろん、周辺の医療圏から多くの重症患者が当院へ搬送されてきます。

 

 受診患者数の平均は年間約5500/年、救急車台数は約2000/

 

 当院が協力病院として発足当初から関わっている道北ドクターヘリの受け入れも積極的に行っており、当院でのドクターヘリの受け入れ  件数は年々増加傾向です。

 当院はドクターカーの基地病院として地域の救命率の向上を目指しスタッフ一同尽力を注いでおります。

 



集中治療部  Intensive Care Unit


Rapid Response System (RRS) : 院内迅速対応システム

 

RRSは院内患者に対する重篤な有害事象を軽減する目的で、迅速な対応を要する病態変化を各地して対応するために策定された介入手段です。当院では2018年秋より一部の病棟から運用を始め、2019年末からは全病棟での運用を開始しています。基本的に平日日中のみの対応ですが、院内の安全管理マニュアルにも掲載され、少しずつ活動の場を広げています。

 

 


Japanese Intensive Care Patient Database (日本ICU 患者データベース)

JIPAD
日本集中治療医学会JIPAD事業

 

当院のICUでは日本集中治療医学会が運営する

【患者情報システムを用いた集中治療部の機能評価 JIPAD事業】に参加しています