偶発性低体温症は重症例では死亡率が高く救急領域で重要な疾患である。しかし本邦での偶発性低体温症に対する多施設研究は少ない。一方、海外では近年、高度偶発性低体温症に対してECMOを推奨する報告がなされているが、大規模な多施設での研究はこれまで行われていない。さらに低体温時に起こるとされる凝固障害の実態については未解明である。
本研究では多施設前向き共同研究により、高度偶発性低体温症に対するECMOの予後を検証し、治療適応や予後因子、ECMO開始までの時間、および凝固障害を含めた合併症について明らかにすることを目指す。
偶発性低体温症に対するECMOの有用性について(JAAM ICE-CRASH)
倫理委員会承認から2023年3月31日(予定)
研究分担者 藤田 智 旭川医科大学 救急医学講座
研究統括者 早川峰司 北海道大学病院 救急科
研究責任者 高氏修平 旭川医科大学 救急医学講座
旭川医科大学
〒078-8510
旭川市緑が丘東2条1丁目1番1号
TEL:0166-65-2111(代表)
このホームページの内容の一部または全部を無断で複製、転載、使用することを禁じます。